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   歴史回廊(遷都):オリエント(ウバイド・シュメル)
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 奇妙な二重構造になっている三貴子生み

 出典:加治木義博『言語復原史学会』大学院講義録25
   :25頁

 伊耶那岐・伊耶那美2神の事跡は、

 何といっても「国生み」である。

 ところがこの国生みが奇妙な二重構造になっている。

 『古事記』は伊耶那岐が

 天沼矛を使って淤能碁呂(オノゴロ)嶋を得、

 伊耶那美と共に天降って、

 そこを天之御柱と八尋殿に見立てて子供を生むが、

 その水蛭子(ヒルコ)は葦船に乗せて流し捨て、

 淡嶋という子供も子の内に入れなかった。

 そこで柱巡りをもう1度、男性主体に変えてやり直すと、

 今度はうまく行って、

 淡道之穂之狭別嶋、伊豫之二名嶋、筑紫嶋、伊岐嶋

 といった順に国々が生まれる。

 これが淡道をアワジと読んで淡路島のこととし、

 だから淤能碁呂嶋も淡路島か、

 その付近の島だとして、

 淡路島に伊弊諾神宮がある理由にしている

 「大阪湾国生み」であることは、

 すでにこの講座で細部まで検討ずみなので、

 後は省略するが、

 私たちは、

 このイザナキが履中天皇だったことを突き止めて、

 史実を細部まで熟知することができたのだった。

 ところが『日本書紀』は、

 天瓊矛で磤馭盧(インギーラ)島を得、

 そこに天降って

 その島を国の中心柱として左右から回って声をかけると、

 イザナキは不愉快で、

 方法を逆にして淡路洲を胞にしてみたが、

 やはり不快だったので

 「吾恥(あは)じ」=淡路(あはじ)というのだと、

 淡路に対する反感を露わにしていて、

 同じ淡のつく淡島を追放したというのと、

 共通していることに注意がいる。

 『語句説明』

 『日本の神の一覧』

 『三貴子』
 『伊耶那岐』イザナギ
 『伊耶那美』イザナミ
 『国生み』
 『古事記』国生み
 『日本書紀』国生み

 『天沼矛』

 『淤能碁呂(オノゴロ)嶋』

 『水蛭子(ヒルコ)』

 『履中天皇』

 『関連語句』歴史回廊(遷都)

 『ウバイド』
 『フェニキヤ』

 『地図』

 出典:小林登志子『シュメル−人類最古の文明』:中公新書
 『メソポタミア世界』

 出典:Category:Mesopotamia - Wikimedia Commons
 『Category:Mesopotamia』

 『参考』
 歴史徒然:日本の誕生・日本語のルーツ・ウバイド・ウワイト・遷都

 小林登志子『シュメル−人類最古の文明』:中公新書

 オックスフォード大学東洋学科シュメル文学

 シュメール古代史:Ancient Sumer History in Mesopotamia

 『テル・コサック・シャマリ』

  フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 『メソポタミア』
 『古代オリエントの地名一覧』
 『メソポタミア神話』
 『古代オリエントの用語一覧』
 『必見メソポタミア文明情報サイト』 

テーマ:歴史 - ジャンル:学問・文化・芸術

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(2008/07/21(月) 00:00)

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